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フィリピンでデータ復旧を支援

記事の概要

HDD(ハードディスクドライブ)など記録メディアのデータ復旧を手がけるデータサルベージコーポレーションの阿部勇人社長が先週フィリピンを訪問し、地元のデータ復旧業者たちと意見交換を行いノウハウを提供した。

阿部社長は宮城県出身で、東日本大震災のときに津波で流された記録メディアをボランティアで復旧に取り組んだ経験を持つ技術者である。

今回の台風30号の被害を知り、震災でのデータ復旧の経験を役立てることができればと思い、今回フィリピンを訪問した。

元の記事を読む→ 【2013年12月26日:BCN Bizline

多岐に渡る災害被害

HDDがクラッシュした時の絶望感って半端ないです。僕も何度かあるのですが、パニックというか呆然です。まさに目の前が真っ暗で、データ復旧の業者さんに藁にもすがる思いで電話をしたこともあります。

今回の記事は、東日本大震災の時に被害を受けた記録メディアのデータ復旧を手がけた業者さんが、その時の経験を活かしてもらえればと思い、フィリピンを訪ねてノウハウを提供したという内容です。

この記事を読んで思ったのは、災害の被害って本当に多岐に渡るんだな、ということです。この記事を読むまで、台風と高潮でHDDが被害に遭うなんて考えもしませんでした。恐らく他にも僕らが気づいていない被害がたくさんあるのでしょう。

そしてそのことは同時に、災害支援に携われる分野もまた多岐に渡るということです。自分が持っている技術や経験なんて大したものでもないし、と思っていても、実はその技術や経験が被災地で切に求められているかもしれません。

誰も思いつかないような必要とされている経験や技術、そして自分が持っている経験や技術が必要とされているとは夢にも思っていない個人、その両者を結びつけるようなプラットフォームがあればな、と思いました。